もう比べるの、やめたんよ。
どっちがしっかりしてるとか
どっちがムードメーカーとか
どっちが損してるとか、得してるとか。
言い出したらきりがないし、
たぶん、どれも半分くらいしか当たってない。
気がついたら、並んで立ってた。
目の前の景色は同じはずやのに、
心の中では、たぶん見てるものが違う。
でも、
それがなんか、うれしかったりする。
似てるって言われても、
いまの私たちは、もう“ちがい”ごと受け入れてる。
笑うタイミングも
黙るタイミングも、
それぞれで、ちゃんと正解。
だって――
どっちも、“いまの自分”やから。
昔の私たちは、
まだ“同じ”を探してたんかもしれんな。
今はもう、探さんでもええ。
“ちがうまま並ぶ”って、
それだけで、なんかすごいやん。
目次
結びのことのは(2020年代ver.)
「ちがってていいよ」って、言わなくなった。
それはたぶん、もう言わんでも、そうなってるから。
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